いやぁ、今日で夏休みも終わりですよ。今日から新学期の方もいらっしゃったようで、大変ですね。考えてみればわたしは関東在住だから明日から新学期だけど、東北とかの人はもう2学期なんですねぇ。自分本位に考えてるとダメですね。どちらにしろ、受験まで半年切ってます。
今日はお友達に会いました。話したいことがいっぱい溜まってたから、2時間くらい話しちゃった。懸賞論文読んでもらったんだけど、褒めてもらえて嬉しかった。作文って担当の先生が読んでそれでお終いになっちゃうから、せっかく書いたのに勿体ない。と、いつも思う。クラスで文集みたいなの作ったら面白いのに、ね。
<後編>Decayed Tooth 翌朝。
メロは朝からチョコレートをかじっていた。右手に板チョコ、左手に物理の専門書。
いつもどおり過ごしていたメロの身に、異変が起きた。
「うっ…」
右の下の奥歯に。
激痛が。
「ま、まさか…」
右の頬を押さえて、メロは青くなった。
「メロ、朝食の準備ができたと月が呼んでいます。…どうかしたんですか?」
「な、何でもないっ!」
突然現れたニアに、メロは不自然なまでに即答してしまった。当然ニアに怪しまれてしまう。
「…メロ、どうして頬を押さえているんですか」
「いやっ、これは、その」
いつもどおりの冷めた目で、無言でメロに近づいてきて、
「メロ、口を開けなさい」
命令された。
「う…」
こうなってしまっては、もう誤魔化せない。メロはおずおずと口を開いた。
「もっと大きく開けないと見えません」
「ぅあー」
もうどうでもよくなってきて、メロは限界まで口を大きく開いた。
「ああ、やっぱり。右の奥歯でしょう。黒くなっています。完全に虫歯ですね」
メロの口を覗き込んで、ニアが診察を下した。
「今日は近くの歯医者は休診日ですから、明日まで待つか、隣町まで行くか、どちらかですね」
「明日で、いい」
「…きっと明日、腫れますよ」
「…」
午後。
「ニア、ちょっと」
月に呼び止められたニアは、ドアノブに掛けた手を離した。
「はい、何でしょうか」
「メロのことなんだけど…」
月は声を潜めてニアと顔の距離を近づけた。
「今日は朝に1枚食べたきり、チョコを食べようとしないんだ。どうしたんだろう? ニア、何か知ってる?」
「いいえ、私は何も知りません。そんな日もあるというだけじゃないですか」
あっさりと答えてリビングを出て行くニアの後姿を見て、月はいまいちすっきりしないなぁ、と首をかしげた。
「メロ、あなたがチョコを食べないので月が訝しんでいましたよ。どうして虫歯になったと言わないんですか」
ベッドでごろごろしているメロを上から見下げて、ニアはメロに問うた。
「別に」
ぷー、とふてくされたような表情をするメロを見て、ニアはため息を吐いた。
「あなた、これからお菓子を減らされるのが嫌なんでしょう」
ぎくり、とメロの肩が強張った。
「どちらにしろ明日には月に言って歯医者に行かなければならないのですから…往生際が悪いですよ」
「分かってるよ!」
顔をくしゃくしゃにしてニアに怒鳴ると、少し冷静さを取り戻して、
「…明日、言うから」
「はい、そうしてください」
「じゃあな!」
まだ上手く感情のコントロールができないメロだった。
柔らかい日差しが窓から差し込む朝。窓の外には晴れ渡った青空が広がっている。キッチンでは月がトーストと目玉焼きを作っていた。Lは意味もなくキッチンをうろうろして月の邪魔をしていた。
「竜崎、何もしないんだったらせめて運ぶくらいは手伝ってくれ」
眉間にしわを寄せて月が吐き捨てるので、Lは何も言い返さないことにして素直に皿を運んだ。親指と人差し指しか使っていないところが、なんとも危なっかしい。
ちょうど全ての皿を二人が運び終えたときに、ニアとメロがダイニングに入ってきた。ニアはまだ眠いのか目をこすりながら、メロはほっぺたを膨らませながら。
「メロ…ニアと喧嘩でもしたんですか?」
目をぎょろりと見開いてLはメロに声を掛けるけれども、メロはふるふると首を振るばかりで声を出そうとしない。
「メロは虫歯なんです」
腫れがひどくて話すことも困難なメロに代わって、ニアが大人二人に状況を説明した。
「そうか、だから昨日もチョコを食べなかったんだね」
「そのようです。今日歯医者に行くべきだと思うのですが…」
「うん、後で診察券と保険証カード用意しとくね。メロ、朝ご飯は食べられる?」
「…少しなら」
もごもごと不明瞭な発音で答えるメロが、萌え。(←しまった!主観が…
結局Lの仕事が忙しいために、メロは一人で歯医者に行くことになった。ニアは一緒について行こうかと訊いたけれど、メロに激しく首を振られて断られた。恥ずかしいのだろうと思い、ニアもそうですか、とすぐに引いた。
夕方。
月が掃除機をかけていると、玄関のセキュリティが解除される音がして、メロが家に入ってきた。
「おかえり、長かったね。治療、大変だった? もしかして、麻酔もした?」
メロはこくりと頷くだけだ。
「夕飯は、食べられるの?」
「…麻酔が取れてないから、あと3時間は無理。今日はもう、いい」
麻酔が効いているせいで上手く動かない口で何とか答えると、メロは部屋へと引き上げていった。月は、今後のチョコの量と歯磨きの強化について考えた。
麻酔のせいで口、というか唇が言うことをきいてくれないもどかしさに、メロは苛立ちを覚えた。
こんな日は早く寝てしまうに限る。
そう思ってベッドにダイブし、目を閉じた。
長時間の治療で体力も随分使った。すぐに眠気が襲ってくる。意識が落ちかけた時、ベッドが沈んだので驚いて目を開けたら、ニアがベッドに乗り上げていた。
「遅かったですね」
「治療に時間がかかったんだ」
メロは相変わらずのはっきりしない発音で答えた。
「…これからは、きちんと歯を磨いてください」
「うん」
言い返すのが面倒なのか、眠いせいか、メロは素直に返事をした。
見つめ合っていたニアの顔が近づき、二人の唇が触れ合った。
突然のキスも感覚のないメロの唇には温かい何かがあるようにしか感じられなかった。全く何も感じないわけではないけれど、くすぐったいような、不思議な感覚だ。
ニアの手がメロの髪を掻き分けて、頭を愛撫する。温かい心地よさにメロは目を閉じた。
眠気のせいか麻酔のせいか、メロの唇はとても熱い。ずっと触れ合っていると溶けてしまいそうだ。いつの間にか背中に回された手も、温かい。
ニアの舌が入り込んできて、暑さと息苦しさに目眩がした。しまりのないメロの唇からはどちらのものとも言えない液が流れて、メロの顎を伝う。もう唇の境目が分からない。口腔を嬲るニアの舌の動きだけが伝わってくる。上顎、をくすぐる、舌、先。
月が夕飯の支度ができたと階下からニアに声を掛けるのは、もう少し後のことだ。
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長い夢だね…!
久しぶりにストーリー性のある夢を見たので、とりあえずそれがメモれて良かったかなぁ、と。
誰も見てないだろうけどね!いいんだ。はは